♣ 令和5年度 野外見学会─3

     「小石川植物園の自然と歴史を訪ねて」の報告 

 2024(令和6)年5月26日(日)野外調査研究会主催の表記の見学会が行われました。ゴールデンウィーク明けの絶好の見学会日和となりました。午前10時、植物園正門前に19名が集合。2グループほどに分かれて園内を散策。植物園の敷地の広大さと樹齢を重ねた大木の存在に圧倒されました。木陰を抜ける風が心地よく、植物に詳しい会員の説明を聞きながら、変化に富んだ地形を利用して配置された多様な植物を観察することができました。

 生理化学研究室として建てられた柴田記念館は、現在は関係資料の展示販売施設となっており、記念に植物画カードなどを購入する参加者もいました。精子発見のイチョウ、ニュートンのリンゴの木、メンデルのブドウの木、精子発見のソテツなど、植物研究史上重要な発見にまつわる樹木も見ることができました。アンケートからは、関連施設である「日光植物園」の見学会を希望する声も聞かれました。


❤❤浦和パルコで「さいたま市市民活動サポートセンターフェスティバル」と「浦和コミセンまつり」が開かれ、野外研も出展・出店しました❤❤❤

 3月2日(土)・3日(日)には、浦和パルコ9階の「さいたま市市民活動サポートセンターフェスティバル」、10階で同時開催の「浦和コミセンまつり」に出展・出店しました。

 <9階> 野外研設立の趣旨と講座や野外見学会などの活動を紹介するパネル展示、機関誌『野外調査研究』や『長瀞自然史マップ』などの刊行物の販売、入会案内などを行いました。

 <10階> 荒川の本流と支流21地点の川原の石の実物図鑑、4億年以上前の埼玉最古の石、さわれる化石・鉱物などの実物展示、微化石や火山灰の顕微鏡観察、路傍の石仏・秩父の眺望ジオサイト・令和6年能登半島地震のパネル展示、板碑とその石材採掘地に関するポスター展示、岩石を中心とする普及図書の閲覧展示などを行いました。

 また、体験学習として、川原の石の分類、火打石体験、ストーンペインティング,化石レプリカづくり体験などを行いました。ストーンペインティングは、川原の石の分類体験場所から好みの石を拾い、動物や花などをポスカ(フェルトペン式ポスターカラー)で石に描くものです。親子連れ(未就学児と親など)の参加が目立ち、一人でいくつも熱心に描いている子もいました。


令和5年度 野外見学会─2「紅葉の長瀞岩畳と自然の博物館」の報告

2023(令和5)年11月25日(土)野外調査研究会主催の表記の見学会が行われました。前月の「金鑽神社と御嶽の鏡岩」に続き、秋晴れの絶好の見学会日和となりました。午前10時、レトロな駅舎が印象的な秩父鉄道長瀞駅前に25名が集合。

 午前中は岩畳と秩父赤壁・小滝の瀬・虎岩の順に変成岩(結晶片岩)やさまざまな地質構造・鉱物・河川地形などを見学し、虎岩周辺で船下りを目の前に見ながら昼食を楽しみました。

岩畳では、黒色片岩(石墨片岩)や緑色片岩(緑泥石片岩)の成因について学び、2019年の台風19号に伴う洪水により岩畳が完全に水没し東屋のベンチが流失したことなども知ることができました。断層の正・逆の判定や、断層面に刻印された条線(スリッケンライン)から断層のずれた方向を推定したり、かつての荒川の流路跡が沼となって点々と残る四十八沼、かつて川底であったことを示唆するポットホールなども見学しました。

虎岩では、県の鉱物に選定されたスチルプノメレンや方解石などからなる結晶片岩、大正5年に地質巡検で秩父地域を訪れた宮沢賢治が博多帯になぞらえて詠んだと推定される梯子(はしご)模様、見事な流れ褶曲、金色に輝く黄鉄鉱などを観察しました。スチルプノメレンは鉄とアルミニウムに富む鉱物で、磁鉄鉱を含む部分は磁石がよくくっつきます。意外と吸着力があり、糸に吊るした100円ショップのミニトンボ磁石を岩にくっつけて楽しむ人もいました。

昼食後、自然の博物館を見学し、オリエンテーションホールでメガロドン(巨大古代ザメ)と秩父盆地産パレオパラドキシア骨格化石、埼玉3億年の地史を通史的に展示している地学展示ホールを重点的に観覧。開催中の2階の特別展「埼玉シェルワールド 貝からひもとく埼玉の自然」では、国内外のさまざまな現生貝類、埼玉県内や周辺で見つかった貝化石などを観覧しました。標本のレイアウトが美しかったです。

その後再び荒川河床へ降り、鉄橋付近でスチルプノメレンの自形結晶が肉眼で観察できる露頭、最後に地質学史上重要な親鼻橋たもとの紅簾石片岩露頭と巨大ポットホールを見学し、親鼻駅まで歩いて解散しました。

 参加者のアンケートでは、何度かガイドブックを片手に長瀞を訪れているが、いろいろ説明していただき、気がつかなかったこと、生成プロセス等々大変盤強になった。何回も来ている岩畳だが、初めて本格的な説明を受けることができて最高の体験だった。お天気で気持ちよく、地質の石の事が良くわかり、奥が深いと思った、紅葉も美しく楽しかった。などのコメントが寄せられました。


◆◆◆◆令和5年度 野外見学会─1「武蔵二宮 金鑽神社と断層鏡肌 御嶽の鏡岩を探索」の報告◆◆◆◆◆

2023(令和5)年1022日(日)野外調査研究会主催の表記の見学会が行われました。秋晴れの絶好の見学会日和でした。9:00本庄駅南口集合、バスに乗車して新宿(しんしゅく)バス停下車、木村九蔵翁頌徳碑、重要文化財「多宝塔」見学後、金鑽神社で正式参拝しました。

 昼食後、山道を登り、特別天然記念物「御嶽の鏡岩」を見学。少し登り、奥宮が鎮座する岩山展望台から関東平野北部~上州~日光にかけての大パノラマを楽しみ、御嶽山城の解説も聴きました。蓮池コースで下山し、最後に大光普照寺を見学して帰途につきました。心地よい疲れと金鑽神社の神聖な空気、素晴らしい展望、歴史や地質を存分に堪能した一日でした。


🍀🍀🍀3月4日(土)・5日(日)のコムナーレフェスティバル

    (浦和パルコ9階)に野外研が出展・出店しました!🍀🍀🍀

 新型コロナ感染に関する対応が徐々に緩和され、今年はリアルでコムナーレフェスティバルが開催されました。一団体3m四方の限られたスペースでしたが、野外研からは、講座・講演会、野外見学会、野外研の活動紹介、入会案内、会員による刊行物、機関誌などを紹介するパネル展示を行いました。また、機関誌『野外調査研究』、野外研叢書、自然史マップ、最近会員が上梓した単行本などの販売を行いました。

 今回は、火打石の実演・体験が大人気で、さわれる化石の展示も子供たちに喜ばれました。今回のフェスティバル、アカデミックな内容のブースが少なかったこともあってか、野外研のブースはなかなか盛況でした。来訪者のなかには、後日野外研に入会された方もいました。


◆◆◆◆令和4年度 野外見学会-1 「首都圏外郭放水路を訪ね、中川低地の地下地質を見て現在の災害対策の手法を知る」の報告◆◆◆◆◆

 見学会当日の9月24日(土)、台風15号の影響により東海道新幹線が一部で不通となり、外郭放水路では降雨に伴う施設への水の流入により、「地下神殿コース」の見学が急遽「稼動コース」へ変更となりました。5つある立坑のうち第2・第3立坑に水が流入されたため、防災地下神殿(調圧水槽)の床面に降りることができなくなり、ヘルメットと安全ベルトを装着して神殿壁面上部に巡らされた管理用通路から神殿を見下ろすコースとなりました。

 立坑への流入は年7回ほどあり、今年度は当日が4回目とのことです。床へ降りることはできませんでしたが、かえって貴重な体験をすることができました。「龍Q館」の2階には、放水路の建設時に露出した東京層(下末吉海進期の海成層)などの剥ぎとり標本や貝化石などが展示されています。

<写真説明> ①龍Q館入口で記念撮影。②ガイドから注意事項等の説明。③地下神殿への入口。④ヘルメットと安全ベルトを装着。⑤調圧水槽(防災地下神殿)を上から見下ろす。柱の下半分ほどが茶色に染まっているのは、そこまで泥水が溜まった痕跡。幅7m・厚さ2m・高さ18mの巨大な柱は59本あり、天井を支えているだけでなく調圧水槽の浮き上がりを抑える役目もあるという。⑥神殿壁面の上部に設けられた管理用通路。⑦転落防止のため、壁面に固定されたレールに腰のベルトの滑車を通して通路を移動する。⑧龍Q館1階の床に周辺の地図を展示。⑨東京層(下末吉海進期の海成層)中の貝化石密集層などの剥ぎとり標本。⑩調圧水槽掘削時に収集された貝化石の展示。


◆◆令和3年度 野外調査研究会主催 野外見学会-3

      「深谷断層(活断層)の断層地形とレトロ街並探訪」の記録 ◆◆

 令和4(2022)年5月8日(日)、令和3年度3回目の野外見学会を深谷市内で実施しました。参加者は17人(講師含む、会員9人、非会員7人)でした。深谷駅の南側には活断層として知られる深谷断層(1000年間の平均変位独度が20~40㎝のB級活断層)が北西─南東方向に通っており、断層運動により明瞭な撓曲崖(とうきょくがい:急斜面)が形成されています。崖下には湧泉があり、いくつかの池を形成しています。深谷駅北側の旧中山道沿いには、中山道9番目、最大の宿場町として栄えた深谷宿の常夜燈や本陣跡、渋沢栄一らが建材を製造して造られた赤煉瓦建築や酒蔵、町屋建築などが残っています。

 当日は、午前中に深谷断層探訪、午後にレトロ街並散策の2コースを組み合わせ、参加者の都合や体力を考慮して、午前、午後のみの参加も可能としました。見学だけでなく、老舗製菓店や酒蔵での試飲・買物もでき、参加者は皆満足して帰られたようです。

 

① 午前の部:深谷断層(活断層)の断層地形探訪

 <コース> ①深谷駅‥‥②下台池西側撓曲崖下部‥‥③下台池公園西側の修景池と湧泉‥‥④下

  台池公園東側の下台池と湧泉‥‥⑤⑥撓曲崖付近の住宅地の造成‥‥⑦瀧宮神社の境内・池‥‥

  ⑧荒川扇状地(櫛挽台地)構成層の露頭‥‥⑨⑩菊池病院・正智深谷高校付近の撓曲崖‥‥⑪円

  受院境内の古いポンプ井戸‥‥深谷駅  ※一日通し参加者は深谷駅北口「青淵公園」渋沢栄一像

  の周囲のベンチで昼食

② 午後の部:深谷のレトロ街並(旧・深谷宿)散策

 <コース> ①深谷駅‥‥②春山邸(日本家屋、芭蕉の句碑、大田蜀山人の歌碑)‥‥③小林商店

  赤煉瓦倉庫と木造洋館(砂糖問屋)‥‥④福島邸(コンニャク原料倉庫兼製造工場跡)‥‥⑤大

  圓寺(3体の水かけ地蔵)‥‥⑥田所町の常夜燈(深谷宿の西の入口)‥‥⑦呑龍院(子育て地

  蔵)‥‥⑧滝澤酒造(文久3年小川町で創業「菊泉」)‥‥⑨坂本邸(市内最大級町屋敷)‥‥

  ⑩糸屋製菓店(翁最中など:買物)‥‥⑪七ツ梅酒造跡(旧田中藤左衛門商店、江戸時代から

  300年以上続いたが平成16年廃業後、深谷シネマ・雑貨店・古書店・工房・カフェなどレトロ空

  間を創出)‥‥⑫深谷本陣跡(飯島邸)‥‥⑬藤橋藤三郎商店(嘉永元年に越後の柿崎より移転

  「東白菊」:試飲・買物)‥‥⑭塚本商店(町屋建築の両側に赤煉瓦の「うだつ」、日本煉瓦

  (株)に石炭を納入していた燃料店)

 

講 師:本間岳史(会長)・柿沼幹夫(副会長)・澤出晃越(深谷市立明戸公民館長・元深谷市教育

    委員会文化財担当)

写真説明:①東京駅を模した意匠の深谷駅 ②瀧宮神社の明神池(湧泉) ③櫛挽台地の旧桜ヶ丘女子高校遺跡の説明 ④正智深谷高校付近の撓曲崖(車道の勾配は約8度) ⑤深谷駅北口の青淵公園にて ⑥街中散策開始 ⑦赤煉瓦の春山邸 ⑧小林商店(赤煉瓦倉庫と洋館) ⑨田所町(深谷宿の西の入口)の常夜燈 ⑩滝澤酒造「菊泉」の煉瓦煙突 ⑪深谷宿らしさが残る街並(坂本邸付近) ⑫糸屋製菓店(翁最中など) ⑬七ツ梅酒造跡 ⑭藤橋藤三郎商店「東白菊」の赤煉瓦煙突と井戸 ⑮同商店で試飲 ⑯塚本商店(町屋建築の両側に赤煉瓦のうだつ) 


◆◆令和3年度 野外調査研究会主催 野外見学会-2

   「早春の遠山記念館と川島町自然堤防を探索する」の記録 ◆◆

川島町は荒川と入間川にはさまれ、かつての河川が曲流した流路跡とその両側に形成された自然堤防地形がみごとに残っている場所です。自然堤防上には民家が立ち並び、一段低い後背湿地には水田が広がっています。土地を一段高く盛った民家の水塚を見ると、しばしば洪水に見舞われた地域であったことがしのばれます。

 当日は、遠山記念館、廣徳寺大御堂などの国の重要文化財建造物をはじめ、圏央道建設時の記録保存の発掘で検出された古墳時代の3つの集落跡、緑泥石片岩の板石を組み合わせた箱式石棺、太田道灌ゆかりの寺などを巡りました。歩くと汗ばむほどの絶好の散策日和のなか、自然と文化・歴史に思いをはせることができ、野外研らしい見学会となりました。

 

 開催日:令和42022)年3月13日(日)

   見学コース・日程:9:00桶川駅改札口(集合) 9:35東武バス川越行 → 牛ヶ谷戸バス停 → 元宿

   遺跡 → 遠山記念館(美術館・遠山邸・昼食・記念撮影) → 箱式石棺 → 白井沼遺跡 → 冨田

   後遺跡 → 養竹院(伝太田道灌陣屋跡)→ 廣徳寺大御堂(重要文化財)→ 牛ヶ谷戸バス停(解

   散) 桶川駅行15:45

   講 師:青木義脩(副会長)、柿沼幹夫(同前)

   資 料:レジュメ(A4カラー12頁、モノクロ2頁)、周辺の地形地質(A3カラー7頁)、緑泥石

   片岩について(A4カラー2頁)

   参加者:16人(講師含む、会員11人)

 

<写真説明>

①バスの待ち時間に足元のマンホールで話が弾む(桶川駅西口バス停)。点検のために人(man)が入る穴 

 (hole)だからmanholeとのこと。

②マンホールの近接撮影(「べに花の郷・おけがわ」をデザインした雨水用)

③満開の梅をバックに柿沼副会長が解説(元宿遺跡付近)

④自然堤防上を遠山記念館へ向かって西へ歩く(水路の右側:中期自然堤防=道路や住宅が建設、同左側:後背

 湿地=水田)

⑤全員で記念撮影(遠山記念館の長屋門の前)

⑥遠山家雛段飾り(遠山邸中棟大広間:10畳の座敷いっぱいに飾られている。遠山元一が長女貞子(大正9年生

 まれ)の初節句の祝いとして揃えたもの。この日が展示の最終日だった)

⑦遠山記念館美術館(美術品の優れた蒐集家だった遠山元一が1970年に開設。日本・東洋の古美術、オリエン

 ト美術、アンデス美術など多彩。国の重要文化財6件、重要美術品9件も含まれる)

⑧箱式石棺(大塚古墳から当地へ移設・復元されたもの。板状の緑泥石片岩に溝を掘って組み合わせて造られて

 おり、底石・蓋石とも同規格の一枚石が用いられている)。本間会長から緑泥石片岩の解説、飛び入りで地

 の方からも解説していただいた。

⑨宅間会員から白井沼遺跡の解説(圏央道建設の際に発掘された古墳時代の集落跡で、駿河地方の大廓式土器が

 多量に出土)

⑩冨田後遺跡(排水施設である周溝状遺構が多数検出)へ向かって田んぼのあぜ道でショートカット

⑪養竹院(臨済宗円覚寺派の寺院)の門前にて(太田道灌の甥で養子となった岩槻城主の太田資家が道灌の陣屋

 跡に建立)

⑫寺域に古墳があったとの伝えがあり、組み合わせ式箱式石棺に用いられたと考えられる緑泥石片岩の一枚岩

 (点紋=高圧下で生じる曹長石の白い斑状変晶を観察中)

⑬廣徳寺(仁王門ごしに大御堂を遠望)

⑭廣徳寺大御堂(室町時代の三間仏堂。青木副会長から、上端を丸くすぼめた粽(ちまき)のある円柱をはじめ

 建築各部の特徴について詳しい解説があった)


◆◆令和3年度 野外調査研究会主催 野外見学会

  「紅葉の平林寺と野火止用水を訪ねる」の記録 ◆◆

 令和3年度の野外見学会はコロナ禍の2年目で、昨年度に引き続き身近な場所での見学会として企画・実施されました。コロナ禍第5波が沈静化した気配のあるなか、参加者が落ち着いた気分で平林寺と野火止用水周辺の紅葉・黄葉を堪能しながら文化財や自然景観を体感できた一日となったと思われます。

 開催日:令和3年(2021)11月21日(日)

 見学コース 9:00~12:45 新座駅南口→用水緑道橋→野火止公園→野火止用水(平林寺西縁沿

   い)→伊豆殿橋→平林寺 (総門→山門→仏殿→片割れ地蔵→松永安左エ門の墓、島原・天草の

   一揆供養塔→大河内松平家の廟所、松平伊豆守夫妻の墓→安松金右衛門の墓→野火止塚→業平

   塚→平林寺境内林

 オプション 12:50~15:00 平林寺→平林寺堀の築堤→総合運動公園(昼食)→野火止用水本

   流→野火止用水分岐点(野火止用水史跡公園)→平林寺堀→平林寺

 講 師:斯波治(元・新座市教育委員会学芸員)

 資 料:レジュメ(A4カラー10頁)、平林寺周辺の地形地質(A3カラー7頁)、新座市の自然環

   境と自然史(A4 12頁)、講師提供パンフ(新座文化財マップ・野火止用水を歩く・綠と清流

   野火止用水の復活)

 参加者 26人(講師含む、会員10人)、オプション16人(講師含む、会員5人)

 新座市の文化財保護を長らく牽引されてきた斯波治氏の知見が惜しみなく吐露され、平林寺が岩槻から現在の地に移った経緯、山門など建造物の移築の状況や大旦那である大河内松平家との関わり、修行僧の一日の生活、平林寺境内林の保全のための定期的な伐開の状況、野火止塚の正体は、など案内書やネット情報では知り得ない興味深い話をしていただきました。また、午前中だけの参加者への配慮もあり、予定コースを一部変更して野火止用水本流を効率よく見学することができました。髙原勇夫会員・岡本浩会員からは、周囲より10mほど高い平林寺の地形の高まりがなぜできたのか、補足説明もありました。

 午後のオプションは、野火止用水本流と平林寺堀、陣屋堀が分岐する用水公園まで遡り、そこから平林寺堀を往復しました。玉川上水からの分流に伴う水の分配や、用水工事の様々な工法上の工夫など裏話を交えた話しに、参加者からは大変興味深い充実した見学会であったとの声も聞かれました。


◆◆野外調査研究会 見学会

  「浜川戸砂丘、粕壁宿、春日部市郷土資料館」の記録 ◆◆

2020年12月6日(日)

集合:東武アーバンパークライン

   八木崎駅 9:30

解散:春日部市郷土資料館 15:00

 

<見学コース> 八木崎駅 → 浜川戸砂丘 → 成就院 → 最勝院 → 大落古利根川と古墨田川の合流点 → 上喜蔵河岸跡 → 日光道中粕壁宿 → 春日部市郷土資料館

<講師> 鬼塚知典氏(春日部市郷土資料館学芸員)・本間岳史氏(野外研副会長)  (参加者:25名)

 当日は晴天の見学会日和となりました。午前9時過ぎから八木崎駅前に地質・地理(河川)・考古・歴史の専門家や愛好家・主婦・出版社社員など20数名の参加者が集まりました。今回の企画・下見・資料作成などを担当していただいた柿沼副会長から開会挨拶と講師をお願いした春日部市郷土資料館の鬼塚学芸員の紹介があり、いざ浜川戸砂丘へ向けて出発。鬼塚氏は全行程を同行され、道案内と詳しい説明をしてくださいました。
 浜川戸砂丘では、砂丘上に建てられた八幡神社・稲荷神社・富士塚を見学。浜川戸砂丘は、砂丘砂の下から古墳時代以降の住居址(浜川戸遺跡)が発掘され、砂丘砂の上からは鎌倉時代の板碑が2基発見されていることから、砂丘形成の時代が特定でき学術上価値が高いということで、平成28年3月に埼玉県指定天然記念物に指定されました。𠮷川会長も稲荷神社で合流され、挨拶。記念撮影後、砂丘を後にし、成就院(見川喜蔵及び見川家五輪塔)と最勝院(伝・春日部重行墳墓)などを見学後、大落古利根川と古墨田川の合流点(合流というより古墨田川が分流)へ。
 現在大落古利根川と古墨田川は鋭角に合流して後者が逆流しているように見えますが、かつては少し上流で大落古利根川から古墨田川が自然に分流していたことが発掘調査により明らかとなっています。途中、上喜蔵河岸の名残の石垣を見て日光道中粕壁宿へ。ここは現在春日部大通りとなっており、沿道には、浜島家住宅土蔵・永嶋庄兵衛商店・問屋場跡・田村本店・本陣跡・道標など、かつての宿場町を偲ばせる建物や跡が残っています。要所要所に案内サインの標柱や説明板が建てられており、来訪者の便が図られています『日本奥地紀行』で知られ、明治11年(1878)6月10日に粕壁宿の旅籠・高砂屋竹内家に宿泊したイギリス人女性イザベラ・バードは、悪臭や蚤・蚊に悩まされたとつづっています。彼女が宿泊した旅籠は現在は残っていませんが、「脇本陣跡」として粕壁宿散策の立ち寄り先の一つとなっています。
 12時45分頃に春日部市郷土資料館に着き、部屋をお借りして昼食と展示見学。午後1時30分から本間副会長から「中川低地の河畔砂丘群─とくに小渕砂丘と浜川戸砂丘について─」と題して、越谷北高天文気象部の研究成果をもとに、古利根川沿いの河畔砂丘の分布・特徴・成因・形成時代・保全(天然記念物指定)などについての講義がありました。形成時期の古いほうから、古墨田川~元荒川沿いに形成された「新砂丘Ⅰ」、会ノ川~大落古利根川上流~中流沿いに形成された「新砂丘Ⅱ」、大落古利根川下流沿いに形成された「新砂丘Ⅲ」にグルーピングでき、砂丘砂の重鉱物組成や屈折率などから、新砂丘Ⅰは榛名二ツ岳噴火の、新砂丘Ⅱは榛名二ツ岳と浅間B噴火両者の、新砂丘Ⅲは浅間B噴火の火山灰や軽石から構成され、それぞれ自然堤防形成後の寒冷期に砂丘が形成されたことなどが紹介されました。
 今回は、現地見学と座学を組み合わせた見学会であったため理解が深まり、参加者に好評だったようです。また今回は浦和高校同窓会HPにも案内を掲載していただいたおかげで、高11~高35までの浦高生OBが7名も参加されて話がはずみ、ミニ同窓会のような場面も。今後もこのような会に参加したいとのコメントもいただきました。資料・案内・説明・会場設営などの便宜を図っていただいた鬼塚学芸員に感謝いたします。


◆◆野外調査研究会 秋の見学会

  「さいたま市立博物館特別展 & 土器の館」の記録 ◆◆

2020年10月14日(水) 

集合:さいたま市立博物館 9:30 

解散:土器の館12:40

 

<見学コース> さいたま市立博物館(特別展「中山道大宮宿」ほか見学) → 氷川神社参道 → 氷川神社遺跡・氷川東遺跡 → 大宮公園(散策) → 土器の館 

<講師> 青木義脩・柿沼幹夫 

      (参加者:11 名)

 当日は曇天から晴天の天候で見学会日和となりました。さいたま市立博物館では畠山学芸員の出迎えを受け、開催中の特別展「中山道大宮宿」や常設展をじっくり見学しました。中山道は当初氷川神社の参道付近を通っていたが、その後やや西方へ付け替えられて現在の旧中山道の位置に移り、そこに新たな街並みが形成されたということです。絵図や古文書など貴重な資料が展示されていました。常設展示室入口の床に貼られたさいたま市全域の空撮写真は、個々の家屋が判別できるほど解像度が高く、皆驚いていました。

 氷川神社の参道では時折立ち止まって、青木副会長から氷川神社の起源やその後の歴史などについて、興味深い解説がありました。また参道沿いの貴重な建物にも目を向けるべきだとの示唆もありました。柿沼副会長からは、氷川神社の本殿を取り巻く社叢は、馬蹄形の環状盛土遺構の上に成立したもので、発掘調査により縄文時代後~晩期の住居跡などが検出されたことなどが紹介されました。大宮公園野球場では、昭和9年の竣工記念に日米親善試合が行われ、ベーブ・ルースやルー・ゲーリック等が10本の本塁打を打ったことでも知られています。

 土器の館では、さいたま市内の遺跡から出土した土器や石器など最新の発掘資料を見学しました。奥の広い出土品整理室では、土器の接合・復原作業などを行っていました。

 今回の見学会では、氷川神社の歴史や中山道大宮宿、さいたま市内の遺跡で発掘された土器や石器など、考古・歴史分野を中心にじっくり学習することができました。案内・解説・資料作成を担当された青木義脩・柿沼幹夫両副会長に感謝します。 


◆◆第1回部会(※)野外見学会「大久保低地の自然堤防と遺跡」の記録 ◆◆

 

※地形・遺跡から見た荒川・利根川の流路変遷  部会 

  2019年12月7日(土) 

  集合:埼玉大学内(バス停)9:00 

  解散:埼玉大学12:30

 

<見学コース> 埼玉大学構内本村遺跡 → 堤根遺跡 → 観音塚古墳 → 天神山古墳 → 外東遺跡 → 大久保条里遺跡 → 神明寺古墳 → 塚山古墳 → 宿宮前遺跡 → 根切遺跡 → 白鍬塚山古墳 → 大久保領家遺跡 → 埼玉大学  <講師> 柿沼幹夫       (参加者:17 名)

 
 今にも降り出しそうで、寒気強い曇り空でしたが、縄文時代に利根川が形成した自然堤防上の遺跡を巡検し、無事に終了しました。大久保低地は、特に古墳時代から奈良・平安時代の遺跡が充実した地域で、古代足立郡の枢要な位置を占めています。住宅地化が著しく進展していますが、ブラタモリの気分で旧地形を復元しながらの探索に質疑も活発に行われ、講師からの説明に対し参加者からの補足訂正もありました。

 特に、堤外地では旧河道や自然堤防の地形もよく残り、昭和30年代の近郊景観を彷彿させるものがあり、参加者からは「今日は面白かった」との感想をいただきました。ただし大宮郷土史会の会員やさいたま市遺跡調査会協力員の参加者が多く、部会員が3名だったのは残念で、次回からは野外研会員、ことに部会員の積極参加が望まれます。

 


◆◆「筑波学園都市研修見学旅行」の記録 ◆◆

 

2019年5月11日(土) 集合:つくばエクスプレス「つくば駅」下車 つくばセンターバスターミナル8番乗り場 8:30

 

<見学コース> つくばセンター(9:10) → 国土地理院 → 筑波実験植物園 → つくばセンター(昼食) → 地質標本館 → 筑波宇宙センター → つくばセンター(16:00)

 

今回の野外見学会は、つくばを代表する4施設を巡る欲張りなツアーでした。当日は晴天に恵まれ、17人の参加者はよく見、よく歩き、心地よい疲れと満足感に包まれた一日を過ごすことができました。つくばセンターからはこれらの施設を巡る「つくばサイエンスツアーバス」が出ており、車中ではスタッフガイド(写真)による解説を聴きながら車窓の風景を楽しむことができました。旅行を企画し下見も行っていただいた斉藤・柿沼両会員に感謝します。

①国土地理院の「地図と測量の科学館」  日本列島空中散歩と称して赤青メガネで日本列島とその近海の地形が立体的に見える床面展示(写真)や、伊能忠敬らが踏破・作成した古地図などが印象に残りました。

②筑波実験植物園  国立科学博物館の植物園で、「世界の生態区」と「生命を支える多様性区」から構成されています。2班に分かれ、植物園の専門スタッフの案内で、日本の代表的な植物、世界のいろいろな環境に生育する植物、生活に利用する植物など、興味深い植物を変化に富んだ地形の広大な敷地内の散策路を歩きながら観察することができ、心地よい汗をかきました(写真)。

        ━━ いったんつくばセンターへ戻ってレストランで昼食 ━━

③地質標本館  玄関前には巨大な五角柱の柱状節理の標本が展示され、館内では、日本各地の岩石・鉱物・化石や、富士・箱根火山の模型、太平洋海底地形などを見学しました。以前、野外研の講座で講演していただいた産総研地質調査総合センターの貝化石がご専門の中島 礼さん(写真)が、展示の案内と解説をしてくださいました(感謝)。

④筑波宇宙センターの展示館「スペースドーム」 日本の宇宙開発を進めてきたJAXA(宇宙航空研究開発機構)の歩みと現在を、人工衛星や歴代ロケットの模型(写真)などで展示・紹介されています。なかでも、国際宇宙ステーション「きぼう」日本実験棟の実物大モデルに乗り込んだり、顔出し写真が撮れる本物の宇宙服を着る(入る?)体験は、大変興味深いものでした。

 

 

屋外のロケット広場で記念撮影。

4館園の見学が終わり、皆さんさすがに少し疲れたようです。


◆野外見学会「見沼の成り立ちと歴史を探る」が行われました!

 

2019年3月29日(金) 集合:JR東浦和駅9:15  解散:浦和くらしの博物館民家園12:30
講師:青木義脩・高原勇夫・伊藤静子


<見学コース> JR東浦和駅前→赤山街道→見沼代用水路西縁→見沼通船堀(西縁)取入口→仮閉切→女体新橋→附島氷川女体社→八丁堤・赤山街道→通船堀二の関跡・舟溜まり→一の関→八丁堤→鈴木家住宅→芝川(見沼中悪水)・八丁橋→水神社→東縁見沼通船堀・出口→一の関→閘室→二の関→仮閉切→東縁入口→見沼代用水路東縁→仮閉切→山口弁天(厳島社)→山口橋・下山口新田稲荷社→八丁堤土採跡(推定)断崖→木曽呂富士塚→見沼代用水路東縁→芝川第一調節池→浦和くらしの博物館民家園

 当日は時折風が吹きつける曇天で、昼になっても気温が上がらない寒い一日となりました。20人弱の参加でしたが、青木講師の長年の経験に裏付けられた時折ジョークで笑わせる淀みない解説に、皆熱心に聴き入っていました。また、高原講師の見沼低地と大宮台地、縄文海進など地形・地質に関する説明から、見沼の成り立ちを想像することができました。伊藤講師からは、芝川第一調節池の役割、越流堤、野鳥などの解説を聴くことができました。

 歩くこと9,500歩、少々疲れましたが、見沼の自然と歴史・文化を探りながら、通船堀と見沼代用水路、8分咲のソメイヨシノの並木を愛でながらの野外見学会、楽しく学ぶことができました。

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◆浦和パルコ9階・10階のイベントに参加・出展しました!

 

 3月2日(土)・3日(日)、浦和パルコ9階のコムナーレフェスティバル10階の浦和コミセンまつりに野外研が参加しました。9階では野外研の活動や出版物を紹介する展示と入会案内、機関誌・マップなどの販売、10階では荒川の21か所の川原から採集した川原の石の実物図鑑、アンモナイトやマンモスの臼歯化石と解説、板碑の石材採掘・製作に関するポスター、関連書籍などの展示、ストーンペインティングや三葉虫化石のレプリカづくり体験、花粉や珪藻の顕微鏡観察体験などを行いました。

 晴天に恵まれた一日目は午前中から多くの来場者があり、担当者は解説にてんてこまいでした。パルコを会場としたイベントに野外研はNPO時代から出展しており、内容も充実してきました。今回で6回目となり、常連の来場者も少しずつ増え、一年に一度の顔合わせと友好を深める良い機会となってきました。


 

 高麗川流域の自然と歴史・文化遺産をたずねて」 

   ─巾着田と彼岸花のふるさと高麗川を訪ねて─

  2018年5月19日(土) 集合:高麗川駅10:00 解散:巾着田バス停15:40頃

        講 師:青柳茂樹・本間岳史・倉成英昭     参加者26人

        見学コース:高麗川駅→高麗神社(御神門・御社殿・参集殿・神楽殿・高麗家住宅・昼食)→聖天院

              (王廟・中門・阿弥陀堂・庭園・書院・本堂・鐘楼・地形展望・メランジュ露頭)→栗坪(白亜系・

              不整頭)→高麗川遊歩道→巾着田(飯能礫層の大露頭)→ 巾着田バス停→高麗川駅 

      ※徒歩約2時間 高麗駅から帰られた方もかなりいました。

   当日は、早朝小雨が降りましたが、のち曇り、昼前からは晴天となり、見学会日和となりました。高麗神

   社では、神社の方に境内を案内していただきながら、詳しい説明を聞きました。栗坪の不整合へのアプ

   ローチでは、一時高麗川へ降りる道を見失い時間のロスがありましたが、何とか見学できました。高麗川

   遊歩道は、一部未建設のか所がありますが、川沿いの快適な散歩ができました。巾着田の高麗川の川原で

   は、土曜日の午後とあって、キャンプする行楽客のテントがずらりと並んでいました。参加者からは、今

   回のように歴史と自然(地形・地質)を組み合わせた見学会は面白いとの感想をいただきました。 

   高麗川駅に参加者が集合    高麗神社の由来を説明    神社の方から説明を受ける

     聖天院から地形を展望      快適な高麗川遊歩道     飯能層の泥岩(下)と礫岩(上)


 

◆「寄居・熊谷近郊の自然と歴史を訪ねて」

 

   2017年5月13日(土) 10:00~15:00 参加者22人

  講師:吉川国男・本間岳史・倉成英昭(テキストは下記をダウンロード)

    見学コース:寄居駅南口→宮沢賢治の歌碑→玉淀川原(寄居酸性岩類・寄居層・断層破砕帯)→鉢形城跡

      (本曲輪・二の曲輪・三の曲輪・復原石積土塁・昼食)→鉢形城歴史館(解散)※

            ※午後は「ひろせ野鳥の森」で野鳥を観察する予定でしたが、雨天のため鉢形城歴史館の

              見学に変更しました。

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◆「浦和コミセンまつり」へ平成27年に続き参加

 

   NPO法人 野外調査研究所では、これまでに、浦和駅東口  パルコ9階・10階の「さいたま市浦和コミュニ

  ティーセンター」で開催されたコムナーレフェスティバルに参加し、多くの見学者に好評を得ることができ

      ました。そこで、野外調査研究会へ移行した平成28年度も参加し、平成29年3月4日(土)~5日(日)

  10時~16時に同所で開かれた「浦和コミセンまつり」に参加し、展示(荒川の写真・地図など)・体験学

  習(荒川の石・化石・化石レプリカ作製など)・顕微鏡観察(火山灰・珪藻化石・プラントオパールなど)

  を行いました。当会の会員10人が展示準備や市民への説明に参加し、約300人の見学者が訪れました。

   今回は前年より展示会場を広く使用できたので、広い体験コーナーを設置できました。見学者は昨年より

  興味・関心を持っている方が多く、質問や疑問の声がたくさん出ました。子供たちも、レプリカ作製や顕微

  鏡観察、荒川の石や珍しい化石に触れることを通して、身近な自然に興味関心を高めることができました。


 

 ◆さいたま市桜環境センター「桜エコ・フェスタ」へ初参加

 

   平成27年4月に開設されたごみ処理施設「さいたま市桜環境センター」では、環境啓発施設が設されてお

  り、同年から環境啓発に取り組んでいる各種の活動団体が、展示活動に参加しています。野外調査研究会も

  平成28年度にはじめて参加し、平成28年11月27日(日)10時~16時に、2階の展示会場で、写真や地

  図、石や化石などを展示しました。当会の会員5人が展示準備や市民への説明に参加しました。

   やや展示場が狭く、展示期間が1日しかなかったため見学者は150人ほどでしたが、荒川に関心を持つ方

  が多かったようです。


  

◆さいたま市立岸町公民館の文化祭へ初参加

 

   岸町公民館が開催した平成28年10月14日(金)~16日(日)の文化祭に参加しました。会場は公民館の

      体育館で、写真・河原の石・珍しい化石を展示しました。岸町公民館へははじめての参加でしたが、4枚の

  ボードと4台のテーブルを借用でき、見栄えのある展示(ジオパーク秩父・秩父の自然・まつり・文化など

  を紹介)となりました。当会の会員12人が展示準備や市民への説明に参加しました。

   3日間の展示期間で土・日もあり、多くの市民や親子連れの見学者が多く(約500人)、驚きや多くの質

  問もあり、好評でした。